シーズン 66 第 3 節レビュー

J. League 順位表 シーズン 66 第 3 節終了後

5 月 23 日、シーズン 66 第 3 節の試合が行われた。J. League 4 試合の結果は以下の通り。

Adeptus Custode 4 – 0 Akihabara Tigers
Shiawase wa kumo no ueni 2 – 0 Las Hermosas
pirxy 5 – 0 Nippon Canalla
Catalunya F. C. 2 – 0 En Avant Pingouins

今節はホームチームとアウェイチームの実力差が大きく、アウェイ側がいずれも守備的な戦術を選択している。それでも 4 試合すべてでホームチームがアウェイチームを完封して勝利する結果となった。

圧倒的な Adeptus Custodes をプレスで止めたかった Akihabara

土砂降りの雨の中で行われた優勝候補 Adeptus Custodes (teamid=940781) と昇格チーム Akihabara Tigers (teamid=939554) の試合。

力の差のある相手に Akihabara が採った戦術はプレスで相手の攻撃を止め、失点を最小限に抑えることだった。フォーメーションは 5-4-1、1 トップの Bjørkbom はサイド寄りにプレーし、右サイドの攻撃力を上げている。単純に失点を抑えるということであればフォワードも守備的にするべきだっただろうが、あわよくば 1 点でも得点したいという意図だったと思われる。引き分け、あるいは勝つ可能性は低かっただろうが、無失点で敗れるのと得点して負けるのでは自信の落ち方が違う。

Adeptus Custodes 対 Akihabara Tigers フォーメーション

しかし雨の試合でプレスを採用したのなら、もっとパワフルな選手を起用すべきだったのではないか。Aleš MájPaul Baia をベンチに置き、パフォーマンスにペナルティーを受けるすばやい選手を 4 人も起用した采配には疑問も残る。プレスならばディフェンダー 5 人よりも中盤を 5 枚にした方が効果的だったはず。右サイドの攻撃力を上げるためにウインガー、ウイングバック、サイド寄りセントラルディフェンダーにすばやい選手を起用することになったようだが、その一方でウインガーとウイングバックを守備的にしている。おそらくはサイド寄りセントラルディフェンダーを削って中盤に Máj を入れてポゼッションを取りに行ったほうが良かったのではないか。

4 – 0 というスコアは Akihabara にとって重い結果だが、Custodes はここまでの 3 試合で 12 得点、つまり 1 試合あたり 4 得点であり、昇格したばかりのクラブとしては健闘したとも言える。

アウェイで慎重な Hermosas、Shiawase の守備を破れず

この試合は 4-5-1 同士の対戦となった。しかし数字上は同じ 4-5-1 ながら、Shiawase wa kumo no ue ni (teamid=32078) が攻撃を両サイドに集中しているのに対し、Las Hermosa (teamid=939318) は中央と両サイドにバランス良く戦力を配置している。

しかし Shiawase は守備力に定評のあるチームであり、そのディフェンスを突破するには、Hermosas は戦力を一点に集中すべきだったかも知れない。中央と両サイド、すべてのセクターで、チャンスをゴールにつなげる攻撃のコンバージョン確率が 10% を下回ってしまっている。ポゼッションで負けているためチャンスの数も少なく、これでは得点は難しい。

逆にホームチームは両サイドに攻撃を集中したため、中央での得点は難しいものの、サイドでは高いコンバージョン率となった。結果両サイドでそれぞれ 1 点づつゴールを決め、危なげなく勝利している。

Shiawase wa kumo no ueni 対 Las Hermosas 試合詳細

pirxy、3 試合目にしてようやく初勝利

Adeptus Custodes に対抗できるかと期待された pirxy (teamid=526977) だが、開幕から 2 連敗と厳しいスタートを切った。しかしこの試合でようやく初勝利を上げている。

pirxy のフォーメーションは 3-4-3。Hattrick において、主流とは言えないフォーメーションだ。ミッドフィールドが重要になる Hattrick では、攻撃的に行くときは中盤が 5 枚の 3-5-2 か 2-5-3 を選択することが多い。あえて 3-4-3 を採用したのは、ホームでもあり十分ポゼッションで勝てる自信があっただろうこと、相手がカウンターできた場合にディフェンダー 2 人より 3 人の方が安全だという考えなどがあったと思われる。リーグ戦で連敗したとはいえ、その間にカップ戦を挟んでいるため自信はそこまで落ちていないと思われるが、可能なら大量得点で自信も上げておきたいと考えた可能性もある。

攻撃的なフォーメーションながらスタイルは 100% 守備的。このため 3 バックながらディフェンスは 3 セクターすべてで 唯一無二 を超えている。

対する Nippon Canalla (teamid=940114) はカウンター。 ポゼッションでかなわないと考えての選択だろう。妥当な判断だ。

しかしカウンターに徹するのであれば、中盤にインナーミッドフィルダーを 3 人配置したのは効果的ではなかったかも知れない。いくらかの通常攻撃を期待したのかも知れないが、ワンサイドのカウンターでは確率的に分が悪すぎる。カウンターで臨むのであれば中盤を強化するよりもう 1 セクター得点の可能性があるサイドが欲しかった。あるいは、引き分けで良いと考えるならば、3 人のインナーミッドフィルダーを守備的にしてディフェンスレートを引き上げるという選択肢もあっただろう。

カウンターというアプローチは悪くなかったが、有効に機能するにはやや攻撃レート、守備レートともに足りなかったようだ。

pirxy 対 Nippon Canalla 詳細評価

ゴール前にバスを2台止めた Pingouins、それでも Catalunya は止められず

ホーム Catalunya F. C. (teamid=940405) は 3-5-2。守備に関しては左サイドにウイングバックを置かずセントラルディフェンダーを 2 人にして中央のディフェンスを強化している。3 人のインナーミッドフィルダーを攻撃的にしており、これが高いオフェンスにつながっている。

対するアウェイの En Avant Pingouins (teamid=941076) は、完全に勝つための戦術ではない。5-5-0 でフォワードは置かず、中盤の 5 人も全員守備的 (その後交代で入った 2 人は通常) という完全に勝ち点 1 を狙いに行く、いわゆる「ゴール前にバスを止める」アプローチ。それも 1 台ではない、2 台だ。

Catalunya F. C. 対 En Avant Pingouins 開始直後のフォーメーション

しかしこれだけ守備的に固めても、攻撃的な Catalunya を止めることはできなかった。ポゼッションで大きく差がある上に、単純に Catalunya の攻撃力が Pingouins のディフェンスを上回っている。

Catalunya F. C. 対 En Avant Pingouins 詳細評価

相手の守備を上回る中央と右サイドから 1 点ずつ決め、2 – 0 で Catalunya が勝利した。

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