シーズン 66 第 5 節レビュー

J. League 順位表 シーズン 66 第 5 節終了後

6 月 6 日、シーズン 66 第 5 節の試合が行われた。J. League 4 試合の結果は以下の通り。

Adeptus Custodes 1 – 0 Catalunya F. C.
pirxy 5 – 1 Las Hermosas
Shiawase wa kumo no ue ni 2 – 1 Akihabara Tigers
Nippon Canalla 3 – 1 En Avant Pingouins

アウェイで Adeptus Custodes と拮抗した試合を演じた Catalunya F. C.

リーグの順位表で独走を続ける Adeptus Custodes (teamid=940781) 。今季の Custodes は明らかに抜きん出ている。彼らのホームスタジアム Imperial Arena で対抗することは困難であり、多くのクラブは守備的に戦っていかに失点を抑えるかに焦点を当てている。そうした中で、今節、Catalunya F. C. (teamid=940405) は、正面から勝ち点 3 を賭けて勝負を挑んだ。

結果的にはホームチームが 47 分に得点して 1 – 0 となったとはいえ、レートでは互角、いやむしろ上回ってさえいた。十分に勝ち目のある内容だった。

Adeptus Custodes 対 Catalunya F. C. レート

特にアウェイの試合において Custodes をポゼッションで上回るというのは驚きであり、Catalunya の中央と左サイドの攻撃レートは、相手のディフェンスよりも高く、攻撃は 50% 以上の確率で得点となったはずだった。

Adeptus Custodes 対 Catalunya F. C. 詳細評価

両チームの HatStats は 605 : 587 で合計は 1192、これは今季の日本で最もレベルの高い試合だった。また Adeptus Custodes の 605 という評価は、今季の世界中で行われたリーグ戦の試合の中で上位 10 位以内に入る。J. League のレベルが決して低くないことを証明したと言える。

pirxy が大差で Hermosas を破る

前節 Akihabara Tigers とスコアレスドローを演じた pirxy。ホームで最下位 Las Hermosas (teamid=939318) との対戦であり、大量得点で自信を回復しておきたいところ。しかしここは 3-4-3 と、前節の 2-5-3 よりも守備的なアプローチを採る。攻撃では左サイドを捨て、中央と右から得点を狙う。Hermosas はアウェイでは通常 4-5-1 のラインナップだが、 ミッドフィールドとディフェンスレートは決して高くない。pirxy (teamid=526977) としては無理にリスクを犯さずとも得点できると考えたと思われる。一方 Hermosas がホームで使用する 2-5-3 は攻撃力が高く、アウェイで使用する可能性が低いとはいえ、万一の場合を警戒して 2-5-3 ではなく 3-4-3 を採用したか。

pirxy 対 Las Hermosas フォーメーション

Las Hermosas はいつも通りの 4-5-1。彼らのアウェイでの戦い方は 1 トップのフォワードの役割が明確ではない。フォワード 1 人で中央から得点するだけの攻撃力はなく、サイド寄りにしてウイングの攻撃力を上げているわけでもない。守備的にしてポゼッションに貢献させているわけでもなく、このポジションの選手が有効に機能していない。パワフルな選手ならばパワフルノーマルフォワードとしての効果も狙えるだろうが、起用しているのは意外性の選手である。

スコアは 5 – 1 と pirxy が圧勝し、Hermosas は今季いまだに勝ち点を獲得できていない。

Shiawase、Akihabara のカウンターを封じる

この試合のポイントは、攻撃よりも守備に重点を置くホームの Shiawase wa kumo no ue ni (teamid=32078) が、アウェイで守備的な Akihabara Tigers (teamid=939554) から得点できるかどうかにあった。

格上相手にはプレスで失点を抑えようとすることの多い Akihabara、この試合ではカウンターで得点を狙いに行った。マンマークで相手のフォワードの 1 人を抑えて相手の攻撃力を下げつつ、カウンターのチャンスを作ろうとする。しかし Shiawase のディフェンスが固くなかなか得点には至らない。逆にホームチームは圧倒的なポゼッションからチャンスを得て前半のうちに 2 得点。アウェイチームは前半終了間際に 1 点を返すも後半はそのままスコアは動かず。 2 – 1 で Shiawase wa kumo no ue ni が勝利した。

Shiawase wa kumo no ue ni 対 Akihabara Tigers 試合情報

Nippon Canalla、リーグ戦初勝利

ここまでわずか勝ち点 1 ポイントしか奪えていない Nippon Canalla (teamid=940114) だったが、ついにこの試合に勝利し今季のリーグ戦初勝利を飾った。

相手は勝ち点 4 の En Avant Pingouins (teamid=941076)、勝てば同じ勝ち点で並ぶことになる Canalla にとって、残留を争う上で重要な試合だった。Canalla は実力、あるいは戦力以上に勝点を稼ぐクラブであり、捨てる試合と勝ちに行く試合の選別が上手い印象がある。この試合はホームであり、降格回避のためには勝ち点 6 ポイントの価値があった。つまり、これは狙って勝ちに行った試合だったのだろうか? それとも単に運が良かっただけ、あるいは Pingouins の側の戦術に問題があったのだろうか?

試合のレートを見る限り、Canalla はこの試合で MOTS を使ったわけではないようだ。今節と前節、どちらもホームでの試合でフォーメーションは 3-5-2 スタートで後半に 2-5-3 に移行している。その条件でミッドフィールドのレートは前節が 神業 – 非常に低い (14.00) だったのに対し、今節は 非凡 – 非常に高い (10.75)。むしろ前節の試合にこそ力を入れていた。

Nippon Canalla 対 En Avant Pingouins レート

では Pingouins のプランに問題があったのか。アウェイチームはカウンターを選択していた。ポゼッションで大きく劣る戦術を採用した上で一つ問題となるのは、左サイドのディフェンスが相手の攻撃レートより劣っていたこと。このセクターを攻撃されれば高い確率で失点につながっていた。しかし実際にはこのサイドを攻撃されたのはわずか 1 回に過ぎず、それも失点にはつながってはいない。3 失点のうち 2 ゴールは中央からのもので、Pingouins の中央のディフェンスは十分に高かった。Canalla の中央攻撃がゴールとなる確率は 21% に過ぎなかった。5 回のチャンスのうち 2 回がゴールとなったのは確率的には運が悪いと言えるが、カウンターとはいえ、相手にチャンスを与えすぎていたかも知れない。一方 Pingouins がカウンターから得たチャンスは 1 回のみだった。

Nippon Canalla 対 En Avant Pingouins 試合詳細

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